美少年天使、見参。

欲望とは関係なく、気まぐれに美少年天使は降り立つ。写真で成功しようという欲はとうの昔に消えてしまい、仕事に対して無欲で臨んだとしても、守護天使は突然現れ、我に自らの役目を思い出させる。

先日の北九州にも唐津にも美少年天使は降り立った。無欲どころか、疲れすら覚える毎日で、目の前の任務を遂行するだけしか頭にない我の前に、突然天使は降りてくる。

美少年天使は、何も求めないが、挑発する。死にかけた魂に挑みかかってくる。その周波数に気づくと、我は目をそらす。美少年は凝視する必要がない。必ずしも視覚に頼る必要はない。我ほどのレベルになれば、観なくていいのである。ほとんどの人には何を言ってるか分からないだろうが。

観なくていいレベルにまでなると、写真を撮ることはもはや自分のためではないのが分かる。被写体である美少年天使のためか、あるいは、美少年天使に気づきもしない愚鈍な知覚の人に気づかせるために撮っているだけのように思えてくる。あるいは、研究のために撮るようなことか。

例えば、UFOを観たいと願えば見ることができる人は、UFO写真など撮る意味を感じないはずだ。撮る理由があるとすれば、研究・記録の意味か、UFOを見ることができない哀れな人たちのために撮ってやっている、といったところであろう。美少年天使もそれと同じだ。

我の場合、観たいと願って遭遇するというよりも、人生に絶望しているときに、美少年天使が降り立った。イートン校のときも、ドイツ軍のときも、コロンビア美兵士メルさんにしても、近代五種にしても、イリア姫にしても、少林寺にしても、その直前には絶望や行き詰まりがあった。

美少年とは、頭で考えて見えるものではない。心が呼んでいる訳でもない。いつ現れるかどうかもこちらには選択の余地がない。だが、現れることだけは確実に分かっている。我は死ぬまで美少年天使に囲まれているだろう。

人には役割がある。わずか数秒の出会いでも、エネルギーの無償交換がある。有能なスパイがすれ違いざまに何かをやり取りするように、我と美少年はエネルギーを交換するのだ。それがたまたま写真であるかもしれないが、写真でなくてもできることだ。

何言ってるか分からないだろうが、分かる人もいるだろうし、分かる人は、分かっても気づかぬふりをすることだろう。

誰にも分かってもらえなくてもいい。天使は理解してくれる。生きる意味を。

「すごいぞ! ボクの土木展」@佐賀県立博物館 に出展します。


「すごいぞ! ボクの土木展」

佐賀県立博物館
7月25日(水)~9月2日(日)
9:30-18:00
会期中無休。
入場無料。

我は写真展「土木の仕事はすべて土の中に埋まっている」を出展いたします。
道路、橋、ダム、港湾、鉄道。まるで空気のように、享受するのが当たり前のように思われている土木。その舞台裏の現場では、人知れず汗を流す現場人の姿があります。そんな彼らの眼差しと言葉で紡ぐフォトストーリーです。

大串祥子トークイベント
「パワー・トゥ・ザ・ピープル ~土木を支える縁の下の力持ち~」
8月18日(土)11:00-12:00
普段は見ることのできない土木の現場に働く人たちの姿と生の声。
彼らの本音から、撮影現場の裏話まで、現場に働く人たちへの感謝を込めて、
楽しくお話ししたいと思います。

大人から子どもまで楽しめるインタラクティブな展覧会。
ぜひお越し下さい!

【上海艺术书展】上海アートブックフェア Shanghai Art Book Fair にて『少林寺』中国デビュー。

6月22日から24日まで開催の上海アートブックフェアにリブロアルテが出展します。
我の写真集『少林寺 Men Behind the Scenes II』も中国本土デビューです。
この機会にお手に取っていただけますと幸いです。
上海にお立ち寄りの際は、ぜひお運びくださいませ。

上海艺术书展 Shanghai Art Book Fair will start on 22 June, 2018.
My latest photography book: “少林寺 Shaolin Temple: Men Behind the Scenes II”
will be on sale at Libroarte shop.
Please visit!

http://www.shanghaiartbookfair.com/

【映画&お茶会のお知らせ】 「あいゔぉりーさんずラブ 〜名匠ジェームス・アイヴォリーに捧げるお茶会〜」 @シアターシエマ

アカデミー脚色賞「君の名前で僕を呼んで」と、
美しくよみがえった「モーリス4K」上映記念
あいゔぉりーさんずラブ 〜名匠ジェームス・アイヴォリーに捧げるお茶会〜」 @シアターシエマ を開催します。

あいゔぉりーさんずラブ 〜名匠ジェームス・アイヴォリーに捧げるお茶会〜
7月22日(日)15:00〜
シアターシエマ
1,000円(お茶とお菓子プレート付)
予約制。

映画を観て、美味しいお茶とお菓子で楽しいおしゃべりをしましょう!
ご予約お待ちしております。

【SEIN】フォトヒロノブ 「写真者」になろうと思う。大串祥子インタビュー

SIGMAのウェブマガジン 『SEIN』 創刊号にて、
田中泰延さんのコラムの栄えある第1回目に取り上げていただきました。
どうぞご一読くださいませ。

「写真者」と自ら名乗るひろのぶさんに栄光あれ。
同期愛に感謝を込めて。

「写真者」になろうと思う。 | フォトヒロノブ | SEIN | SIGMA